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歯の豆知識

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これって口内炎なのかな?


  • おとな向け

口の中に何かできものができると真っ先に口内炎と疑ってしまうことが多いと思います。
ですが、口内炎じゃないケースもあるのでいくつか紹介します。

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント・ホワイトニング)歯科医師の仲宗根美由紀です。

 

みなさん一度は口内炎を経験したことがあることかと思います。でも、痛くないのになかなか治らない、治ってもまた繰り返してしまう。

…それって口内炎だと思っていませんか??

 

まずは口内炎の特徴について簡単にご説明いたします。

口内炎とは、口腔内のその名の通り粘膜に起こる炎症のことをいいます。頬や唇の裏の粘膜、のど、舌など、口腔内のあらゆる粘膜にでき、痛みや不快感から食事がしずらいなどさまざまですが、生活の質を低下させることもあります。

口内炎になる原因としては、

口の中の傷や刺激によるもの

ビタミン不足や睡眠不足によるもの

ウイルスやカビによる感染によるもの

化粧品などによる刺激によるもの

口内炎の原因となる主な全身疾患によるもの

医療行為によるもの

 

症状としては、痛みを伴いまともに食事がとれないこともあります。一週間くらいたつと自然と治ることもあります。

 

そしてもう一つ紹介したいお口の中にできるものは、粘液嚢胞(ねんえきのうほう)です。この粘液嚢胞とは唇を噛んだりすることで、唇の粘膜の下に存在する小唾液腺(唾液がつくられるところ)が傷ついてできる病変のことを言います。この粘液嚢胞はちょうど水風船のようなかたちをしており、薄い粘膜でできた球形の嚢胞壁の中に粘液が貯蓄しています。袋の粘膜は非常に薄いため破れやすく、破れた後は、粘液が流出して平坦となるため一見治癒したように思われがちですが、またすぐに膨らんできます。それは袋がなお存在するため、袋でされる産生される粘液がまた風船内に貯蓄してくるのです。

好発年齢、好発部位

年齢的には10歳未満から30歳代までにほぼ均等して多く、50歳以降の発症は少ないと言われています。性差は基本的にはないと考えれらますが、受診頻度でみるかぎりでは、10歳代までの若年層では女性の方が多いようです。

ほとんどが下唇に発症するが、時には、舌下部、頬粘膜にもみうけられます。

 

臨床症状

大きさは約5㎜前後が大多数で、1㎝を超えるものは少ないです。通常は透明感のある紫青色の境界明瞭水疱性病変として認められるが、深在性のものはピンク色を呈します。無痛性であるため放置されることも多いですが、安易に機械的刺激で破損し、内容液を放出して消失してもほとんど必ず再発してきます。

治療法

治療は切除を基本としますが、大切なのは、原因となっている小粘液腺を同時に切除することです。

 

このように口内炎と思っていても違う病気だったこともありますので、気になる方は一度、歯科医院で受診してください!