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歯の豆知識

定期検診の効果


  • おとな向け

歯医者はむし歯など治療のために行く。と思っていませんか?
近年では、お口のトラブルがなくても、定期的に検診を受けて健康な歯をキープしようという意識が高まっています。
今回は、定期検診の効果についてお話をしていきます

定期検診の目的

①治療効果の維持

②病気の進行停止

③病気の再発防止

④病気の進行遅延

定期検診のメリット

 

①むし歯・歯周病の早期発見と予防

毎日の歯磨きだけでは落とせない汚れや細かい部分の磨き残しが必ず出てきます。それが理由でむし歯や歯周病を引き起こします。
定期的にクリーニングを行うと、予防だけでなく、小さなむし歯や歯周病を早期に発見でき、早期治療ができるメリットもあります。

②全身の病気を予防

お口の病気が全身の病気に実は関係があります。
なかでも歯周病は、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー病、妊婦の早産や低体重児出産にも影響を及ぼすことがわかっています。

③いつまでも自分の歯で

歯を失う原因の7割は、むし歯と歯周病です。
歯科予防先進国スウェーデンでは、80歳時の残存指数が平均20本以上だといわれています

ハート歯科でも定期検診に通われている方で80歳で歯を20本以上残されてる方も沢山います

④健康寿命を延ばす

歯を失って噛めなくなると、食べる物が偏り栄養バランスが崩れてしまいます。そのため免疫力や筋力の低下だけでなく、認知機能にも悪影響を及ぼします。寝たきりや要介護につながる傾向が強くなる恐れがあります。

⑤医療費を抑えることができる

定期的に検診で通うと費用がかなりかかる、、と考える方もいらっしゃると思います。

ですが、虫歯が悪化してからの治療は、神経を取る場合や、前歯の場合には高価なセラミックの被せ物をつけなければならなくなります。

その治療を行うには通院回数も増え、費用はかなりの金額になります。しかし、定期健診で虫歯や歯周病のリスクを減らすことで、将来支払う治療費を抑えることができます。

ハート歯科での定期検診の流れ

1.体調・生活習慣の変化の問診

2.お口の中の検査

→歯周ポケット検査、レントゲン撮影(1~2年に1度を目安に必要な時)

3.ホームケアにおけるプラークコントロールのチェック

→お家での歯磨きポイントを再確認・指導を行います

4.歯石除去

→歯石がついている場合は歯石除去をします。また、歯周ポケット内の清掃をします。

5.PMTC

→プラークを除去し、細菌層をなくします。機会を使って歯のクリーニングを行います。

基本的に1~5を45分間で行います。

定期検診の間隔は?

プラークの中の細菌は約3ヶ月程で病原性が増加すると言われています。当院では患者様ひとりひとりのリスクに合わせて期間を決めます。一般的には3ヶ月毎ですが、お口の健康のため1~2ヶ月に1度の定期検診をオススメしております。

 

ぜひ今ある歯を長く残し、健康に過ごすためにも定期検診に通ってみてはいかがですか?