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歯の豆知識

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母から子へ、虫歯は感染する?


  • 小児歯科

お子さんの虫歯はどうして出来てしまったと思いますか?

甘いものが好きだから?歯磨きが嫌いだから?

実は虫歯は『 感染症』なのです。

今日は虫歯菌の感染についてお話しします。


こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい
(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、今井光です。

 

 

虫歯菌は主に親から感染してくると考えられています。虫歯の原因である虫歯菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいません。

また、口の中に歯が生えていなければ虫歯菌は生きていけません。

 

生後6ヶ月頃に歯が生え始めると虫歯菌への感染が始まります。

 特に生後18ヵ月(1歳6ヶ月)から30ヵ月(2歳6ヶ月)までの時期に最も感染します。この時期は特に注意が必要です。

 

また、乳歯の奥歯が生えはじめると、虫歯菌の生育場所が増えたり、砂糖の摂取する機会が増えてくるので感染はさらに起こりやすくなります。

虫歯菌はどこから感染?

1)愛情表現のためのキス

 2)熱い食べ物を息で冷ましてからあげる

 3)固い食べ物を口で噛んで柔らかくしてからあげる

 4)箸やスプーンなどを共有する

 などの行為によって子供に感染します

虫歯の予防法は?

1)子供が生まれる前
 母親はもちろんのこと、父親や周りの大人が虫歯や歯周病の治療やクリーニングなどの予防処置をおこない、口の中の細菌をできるだけ減らします

2)生後1歳前の離乳期
 虫歯菌は唾液を介してうつるため、食べ物の口移しなどをしないようにします。また、スプーンなどの食器を大人とは共有しないようにします

 

 

3)1~3歳
 食事や間食に砂糖の多く含んだ食品は摂取しない生活を送ります。また毎日の歯みがき、歯科医院でのフッ素塗布などの予防処置をおこなうようにします。フッ素塗布は3ヶ月に最低1回は必要です。

 

また、虫歯だけでなく実は

歯周病も感染症なのです。

歯周病も同じく歯周病菌の感染により起こるのです。虫歯菌と同様に、元々はお口の中には存在しない菌が、親から子へ、または夫婦間で感染しているためです。感染ルートとしては、虫歯菌と同じく食事の際の回し飲みや、回し食い、はしの使いまわし、キス、くしゃみなどで唾液を通じて感染します。

虫歯・歯周病の予防法は??

虫歯と歯周病は、生活習慣病と感染症という、二つの側面を持っています。
したがって、食事の改善やブラッシングだけでは、十分に予防は出来ません。虫歯や歯周病の治療をしても、その後再度感染すればまた進行してしまいます。

私達は生活する上で細菌感染から完全に逃げることはできません。つまり、外来から感染したとしても 虫歯や歯周病が進行しないような 口腔内環境を保つことが大切なのです。

そのためには自分自身で行う毎日のケア《セルフケア》と歯科での定期検診による虫歯や歯周病の早期発見、早期治療やクリーニング衛生指導等《プロフェッショナルケア(PMTC》で常にお口の中の環境を整えておくことが大切ハート歯科では13ヶ月に一度の定期検診を推奨しています。

 

是非御家族みんなでハート歯科で歯と体の健康を守りましょう!!!