小児床矯正とマイオブレース矯正との違いについて
小児矯正といっても様々な方法があります。小児矯正の代表的なものに床矯正というものがあります。
以前当院でも床矯正を行っておりましたが、現在ではマイオブレース矯正へと進化いたしました。
床矯正の方法とマイオブレース治療の特徴について説明いたします。
福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科、小児歯科、矯正歯科、インプラント、ホワイトニング)の行武です。
お子さんの歯並びが気になる。と言う親御さんも少なくないと思います!
「他の歯科では床矯正をしていた」「子供がまだ小さい頃に床矯正をしていたけど後戻りしてきてる・・・」と言うお声をよく耳にします。
最初に言ったように当院でも以前は床矯正をしていました!しかし、床矯正は顎が広がるにつれて医院で調整をしたり、作り直しが必要になったりと大変です・・・
そこで当院で取り入れたのがマイオブレース矯正です!
床矯正とマイオブレース矯正の違いは?と思われる方もいらっしゃると思うのでそちらの説明をさせていただきます!
☆床矯正☆
メリット
1食事や歯磨きが楽に行える
床矯正は自分で取り外しができます。ですので矯正治療中の痛みを感じた場合にはすぐに外すことができます。
そのため大人の矯正器具と違って矯正期間中でも難なく歯磨きや食事をすることができます。
ですので虫歯になるリスクも下がってきます。
2将来その他の矯正をしなくてもよくなる
お子さんが小さい間に床矯正をしておくことで大人になってから抜歯を伴う矯正治療を行わずに済みます。
(尚、当院では非抜歯矯正を行っております)
また、矯正治療は他の子供達から何かと目を引きやすいため、中学生や高校生など思春期を迎える前に治療を行っておくこともかなり重要になってくると思います。
デメリット
1子供でも自分で取り外せてしまう
床矯正は何度も言いますが取り外しができる為、子供自身が自分で外してしまうことがあります。
その為、テーブルの上に置いたり、洗面台に置いたりしてしまい落として壊れてしまうと言うこともあります。
2歯ぎしりの癖があると壊れてしまう
歯ぎしりや食いしばりのあるお子さんだと床矯正だと壊れてしまう可能性がすごく高くなります。
ですので、無意識にしてしまいそうな場面では装置を外しておかなければなりません。
3使える時期が限られている
床矯正ができるようになるタイミングは前歯4本が永久歯に生え揃うまで待つ必要があります。
歯全体の乳歯から永久歯への移行が進みすぎると行えません。
4装置を外すと元に戻ってしまう
矯正治療が終了しても口周りの筋肉の使い方や寝相、日常生活の過ごし方によっては歯並びが元に戻ってしまいます。
また、10代の成長期は後戻りがし易いのです。
☆マイオブレース☆
メリット
1歯を抜くなどの負担がかからない
他の矯正と違って「抜歯をして矯正をする」と言うことがありません
2矯正期間中に痛みや煩わしさがない
初めてマイオブレースを入れると1〜2日朝起きた時にお痛みが出る場合もございますが、殆どのお子さんは痛みもなく入れることができています。
3自宅のみでの装着&トレーニングなので他人に知られることがない
ワイヤーでの矯正は他人の目が気になり笑えなかったりしますが、マイオブレースは起きている間に1時間と寝る時につけるだけなので他人の目を気にする事なくできます。
また、トレーニングも1日たったの2分です!
4口呼吸や唇を噛む癖を治すことができます
歯並びが悪くなる一番の原因は口呼吸です。また、指しゃぶりやいびき、唇を噛む と言ったような口腔習癖を治して行くことができます。
5マイオブレースは取り外しタイプ
マイオブレースは取り外しができるので食事制限もありませんし、歯磨きもできます。
6マイオブレースは簡単につけれる
マイオブレースはマウスピース型なのでお口にくわえていただくだけです。
また調整や作り変えもありません。
口腔状態に合わせて新しいものに変えていきます。
形は変わりませんが大きさや硬さが変わってきます。
デメリット
1装着&トレーニング怠るとだめ
マイオブレースの装着や2分間のトレーニングを怠ってしまうと歯並びは変わりません。
2子供がマイオブレースを入れないと治療が進まない
マイオブレースを入れないといくらトレーニングだけして頂いても意味がありません。
逆も然りです。
3必ずしも全員に適用するわけではない
マイオブレースの適用は年齢や口腔状態によってできる方とできない方がいらっしゃいます
詳しくはスタッフにお聞きください!