いつから始める?子供の歯磨き
子供の歯磨きはいつから?
習慣づけのコツなどご紹介します!
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、今井若奈です
小さいお子様をお持ちのお母様方。
歯磨きの大切さはわかっているものの、
お子様の歯磨きをいつごろからどんな風に始めたらいいのか、
もし子どもが嫌がった場合はどう対処すべきなのか。
きちんと習慣づけをするには?
など、お悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
乳幼児期の歯磨き習慣が大切なワケ
「赤ちゃんの時期から歯のケアは大切」ということ自体は、多くの方がご存知ですよね。
しかし、「まだ甘いものを食べる機会も少ないし」「乳歯はどうせ抜けてしまうから今からケアしなくてもよいのでは」と思われるかもしれませんが油断は禁物。
乳幼児期の歯のケアは、永久歯にも影響があるのです。
乳歯は永久歯に比べるとまだまだ柔らかく、虫歯菌が繁殖しやすいという特徴があります。
乳歯の虫歯をそのままにしておくと、口の中が虫歯菌の住みやすい環境になるため、
そのまま永久歯も虫歯になってしまうリスクが高まります。
また、永久歯に生え変わったときに、歯並びが悪くなるリスクもあると言われています。
乳歯が生えそろう1歳後半〜2歳ごろにかけてしっかり歯磨きをしておくことで、
永久歯の虫歯は各段に減るそうです。
お子様のこれからの事を考えると、乳幼児期の歯磨き習慣がいかに重要かということがわかります。
⭐年齢別子どもの歯磨きのコツ⭐
歯磨きというと歯が生え始めてからと思われる方も多いと思いますが、
まだ歯が生えていない時期から準備をしておくのがおすすめです。
その後は、年齢に合わせて少しずつ歯磨きの習慣をつけていくのがおすすめです!
0歳
まだ歯は生えていませんが、歯磨きの準備として「口に触れる」という習慣づけをすると◎
いきなり口の中をゴシゴシ触るのは❌
頬をチョンチョンしたり、口の周りをガーゼで軽く拭いてみたりする事から始めます。
慣れてきたら、口の中を軽くぬぐってみましょう☝
歯が生え始めるのは、個人差はありますが生後5ヶ月頃からです。
1〜2本のころは、ミルクや離乳食の後に、ガーゼで拭いてあげます。
上下4本ほど生えてきたら、赤ちゃん用歯ブラシを口の中に入れる練習を始めましょう。
1〜2歳ごろ
1歳を過ぎたら、自分でブラシを持って歯を磨く練習を始めます。
保護者がお手本を見せてあげるのも良いでしょう。自分で磨いたあとには、仕上げ磨きをします。
3〜6歳ごろ
3歳を過ぎたら自分一人で磨けるよう、磨き方を教えていきます。
歯ブラシの当て方や動かし方などを伝えていくといいでしょう🙆
上手にできなくても、仕上げ磨きの時に手順を確認するとよいでしょう。
この年齢になっても、仕上げ磨きは必要です。
5歳以降は永久歯に生え変わり始めます。永久歯は特に、虫歯にならないよう気をつけて磨くようにします。
子どもが歯磨きを嫌がるのはなぜ?
「子どもが歯磨きを嫌がって困る」という方も多いのではないでしょうか?
習慣になるまでは押さえつけてでも歯磨きをするように、と思う方もいるかもしれませんが
できればスムーズに歯磨きをさせたいものですね。
子どもが歯磨きを嫌がるのは、どうしてなのでしょうか?
⚠仕上げ磨きが痛い
仕上げ磨きの力が強すぎて痛い、というのがよくあるケース。
特に、上の前歯の真ん中あたりに歯ブラシが当たると、子どもはとても痛がります。歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握って力が入りすぎないよう気をつけましょう。
⚠眠くて機嫌が悪い
歯磨きは寝る直前にするもの、というのは大人の常識かもしれませんが、子どもは眠くなると機嫌が悪くなってしまうもの。ごはんを食べ終わってすぐなど、子どもが眠くなる前に磨く習慣をつけておくのがおすすめです。
☝子どもが前向きになれる歯磨きタイムにしよう
スムーズな歯磨き習慣を身につけるには、
子どもに「歯磨きって楽しい」と思ってもらうことが大切🪥✨
家族の歯磨きタイムを決めて、保護者の方やご兄弟がいる場合はみんなで一緒に
シャカシャカ歯磨きをしてみてはいかがでしょうか😀
真似っこをしているうちに、時間になったら歯磨きをするという習慣が身につくものです。
また、フルーツ味の歯磨き粉を使うのもおすすめ☝
仕上げ磨きがうまくいったときには「じっとしていてくれたから、うまく磨けたよ、ありがとう」などと前向きな声かけをするのも大切です。
これから一生使っていく大切な歯を守るため、ご家族みんなで楽しい歯磨きタイムを作っていけたら素敵なことですね。