よく噛むってこんなに大事!
「よく噛んで食べる」ことは、ガン予防や健康にとって実に様々な良い効果があるんです。
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、今井若奈です。
皆さんは、子どもの頃「よく噛んで食べなさいね」と保護者の方に言われたことや
自分のお子さんに「ちゃんと噛んで食べようね」と声をかけたことはありませんか?
何気ない日常の言葉ですが、実はすごく大切な言葉なんです。
よく噛むことで、食べ物の消化を助け、脳を刺激して発達を促したり、
病気の予防をしたりなど、様々な効果をもたらします。
「卑弥呼の歯がいーぜ!」(ヒミコノハガイーゼ)を聞いたことはありますか?
この言葉は、そんな噛む様々なメリットを表した標語です。
①肥満防止
ゆっくりよく噛み、食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止につながります。
②味覚の発達
食べ物の形や固さを感じられ、味がよくわかるようになるなど味覚が発達します。
③言葉の発達
口の周りの筋肉をよく使うことで、顎の発達を助け、表情が豊かになり、言葉の発音がきれいになったりします。
④脳の発達
脳に流れる血液の量が増え、子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防することができます。
⑤歯の病気予防
よく噛むことで、唾液がたくさん出ます。
唾液には食べ物のカス・細菌を洗い流す作用もあり、むし歯や歯肉炎の予防につながるんです。
⑥ガンの予防
唾液中に含まれるペルオキシダーセという酵素が、食品の発ガン性を抑えられて、ガンの予防につながります。
⑦胃腸の働きを促す
消化を助け、食べ過ぎを防ぐことができます。また胃腸の働きを活発にしてくれます。
⑧全力投球
身体がもっと活発になり、力いっぱい仕事や遊びなどに全集中できます。
いかがでしょうか?
「よく噛む」ことって、すごく大切な習慣ですよね。
ここまで見てくださった皆様に
もう一つ豆知識を…。
~よく噛んで食べるための工夫について~
★急いで食べないこと
まずは、ゆっくりと味わって食べましょう。
食べ物によって噛みごたえは全然ちがいます。
特に、噛みごたえのある食べ物は、1口:30回以上を目安によく噛んで食べるように心がけましょう。
★飲み物で流しこまない
口の中に食べ物がある時は、極力飲み物を摂らないようにしましょう。
よく噛むことで、小さくなった食べ物を、自然に飲みこめるようになります。
「よく噛む」ことを意識して、心も体も健康になりましょうね!