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歯の豆知識

最近TVで話題の舌癌って


  • おとな向け

みなさん、最近TVで話題の舌癌についてご存知でしょうか?
ただの口内炎だとおもって放っておくと命の危険にさらされてしまう可能性があります。

みなさんこんにちは!
福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント・ホワイトニング)の石橋です。
最近TVで話題の舌癌について今回はお話しします。

まず、舌癌とは?
舌癌とは、その名の通り舌に発生するがんのことを言います。お口の中に生じるがんとしては最も頻度の高い病気になります。舌癌は舌の先端にできることはごくまれで、舌の側面にみられることのほうが多いです。鏡で確認すると、ご自身の目でも分かるため、早期に医療機関を受診する方が多い一方で、ただの口内炎だと勘違いしてしまい、気づいたときには転移を起こしていることもあります。    舌は、しゃべることや食事をとること、味を感じることなど、日常生活の基本動作において無くてはならない臓器になります。そのため、治療は根治だけを目的とするだけではなく、QOL(生活の質)の維持も考慮することが求められる病気だといえます。

■原因
・喫煙、飲酒
舌癌は頭頚部に発生するがんとして、頭頚部がんの一種に数えられますが、これらの原因は喫煙や飲酒から大きな影響を受けています。舌癌の場合、お酒やタバコの煙が舌を通ることで、がんが発生しやすくなるといわれています。食道がんなど消化器系悪性腫瘍のリスク因子も飲酒や喫煙などであり、舌癌と診断されたときには、食道がんを併発している可能性もあります。

・歯からの刺激
歯が舌にあたることで慢性的な刺激になり、がんの一因になることもあります。一般的にがんになりやすい年齢(50歳以降)とは異なり、舌癌は飲酒や喫煙を長期に及んで続けていない20代の若い方にも発症する特徴があります。こういったケースにおいては別の因子が関係している可能性もあると考えられますが、まだはっきりとはわかっていないのが正直なところです。

■症状
・硬いしこり
舌癌の典型的な初期症状は、舌の両側の縁の部分にできる硬いしこりです。ただし、初期の舌癌は口内炎に似ているため、正確に判断することが難しい場合もあります。処方された塗布薬などを使用していても、口内炎のようなしこりが2週間以上続くようであれば、放っておかず早期に病院に受診しましょう!特に、舌の表面がざらつき、しこりが触れるほどになっているときには注意が必要です。

・持続性の痛みや出血、強い口臭
舌癌の局所病変が歯に当たるなどして、出血や痛みを伴うこともあります。舌癌が進行すると病変は潰瘍になり、持続性の痛みや出血、強い口臭といった症状が現れることがあります。舌癌は表面上の変化から生じることもありますが、症状が分かりにくいこともあります。この場合には転移先の症首のリンパ節の腫れなどが現れることもあります。

■治療法
舌癌の治療法には大きく分けて3つあり、それぞれの状態に適した方法が選択されます。
・腫瘍を切除する外科手術
・放射線治療
・化学療法
舌癌はほとんどの場合切除手術により治療しますが、合併症の関係から手術を受けられないケースもあります。この場合には、別の方法が選択されます。たとえば、小線源治療とよばれる放射線療法が挙げられます。舌癌は飲酒や喫煙といった生活習慣が大きく影響し、そのほかのがんを合併することもあります。舌癌に対した治療を行った後も、再発防止のため禁煙、禁酒を心がけていくことが大切になります。

みなさん、舌は生きていくために必要不可欠な臓器になります。
ただの口内炎だと思わず、一度病院へ受診するようにしてくださいね!!