お口の中をみてみよう!
みなさん、お口の中を鏡でじっくりみたことはありますか?お口の中に何本歯が生えているかな? むし歯はないかな?治療のしてある歯はありますか? 汚れは付いてませんか。
今日はお口の中を調べてみましょう!
福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント・ホワイトニング)の歯科医師の今井光です。
みなさんは、自分の歯の数を知っていますか?
子どもの歯は、20本。大人の歯は、通常28本です。「親知らず」と呼ばれる第三大臼歯の4本を加えると32本になります。この歯は生え方や生える時期に個人差があります。
歯は、乳歯と永久歯があり、仕組みはほぼ同じですが、永久歯はとても丈夫で、永久歯のエナメル質や象牙質の厚みをはかってみると、乳歯の約2倍もあります。
丈夫な永久歯とはいえ、生えたての2年くらいの間はまだ弱く、むし歯になりやすいので注意が必要です。
(生え変わりの時期は、乳歯と永久歯が入り混じり、歯磨きもしずらく汚れもたまりやすいので、丁寧に磨きましょう)
永久歯は、乳歯よりもエナメル質の透明度が高いため、中の少し黄色みを帯びた象牙質がやや透けてみえ、永久歯は乳歯にくらべて、少し黄色っぽく見えます。
歯の種類は「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分けられます。
「切歯」の役割は、食べ物を噛み切ることで、「犬歯」は、食べ物を切り裂くこと、「臼歯」は、食べ物をすりつぶすことです。
更に、「第一小臼歯」上の第一小臼歯は下あごの固定に重要な歯で、「第二小臼歯」は噛み合わせの安定を保つ歯といわれています。
そして、「第一大臼歯」は、食べ物を噛むために、もっとも重要な歯で、6歳前後に生えてきます。「第二大臼歯」は12歳前後に生えてきます。
歯は、「エナメル質」「象牙質」「セメント質」からなっていて、エナメル質は、一番よく見えている白い歯の部分で、体の中でも一番硬い組織で、水晶に近い硬度です。
歯の中心部には、「歯髄」という神経や血管がある大切な組織があります。象牙質に栄養を補給しています。
歯は、みなさんの口の中で、大切な役割をしていますね。
では、次に歯の表面を見てみましょう!
じっくり見てみると、歯の表面に歯の色と同じような白いものがついていませんか?
つまようじなどで歯と歯の境目に沿ってなぞってみると、ネバネバした白い塊があるかもしれません。
それは、プラーク(歯垢)と言って、歯の表面に付着している細菌のかたまりです。プラークはネバネバと粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、
強くうがいしても取れません。プラーク中には細菌が約600種類も存在しており、プラーク1mg当たりに細菌が約1~2億個存在していると言われています。
これが歯磨きの時に除去されずに残っていると、むし歯になる可能性があるのです。
そのプラークを、ハート歯科では、位相差顕微鏡でみることができます。
歯は、食べ物を細かく噛み砕いて消化しやすくする役割はもちろん、「発音を助ける」「表情を作る」「体の姿勢やバランスを保つ」「ものを噛むことで脳に刺激を与える」など、
私たちの毎日の暮らしに不可欠な役割も担っています。
ぜひ、ハート歯科で検診を受けられ、自分のお口の中を知っていただき、正しい歯磨きで歯をいつまでも健康に保ちましょう。