お口の乾きが気になる(シェーグレン症候群、歯科)
口の乾燥がきになる、ということはありませんか?今回はシェーグレン症候群について説明します
こんにちは。
福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・審美歯科・小児歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニング)歯科医師の今井若奈です。
「最近口が渇くなぁという症状はありませんか?「」
口の渇く病気の一つとしてシェーグレン症候群があります。
今回はシェーグレン症候群について説明します。
口の乾きの自覚
シェーグレン症候群とは自己免疫疾患のひとつです。
シェーグレン症候群になっている多くが中高年女性で、代表的な症状に口の乾きや眼乾燥があるという。
口が乾くと、「口がネバネバする」「食べ物が飲み込みにくい」といった症状が現れ、生活に大きな影響を及ぼすだけでなく、虫歯が増えたり、口臭、口内炎、口腔カンジタ症なども起こすこともあります。
口の乾きのつらさ
口の乾きによって起こる症状は、
・虫歯が増える、
・食べにくい(摂食・嚥下障害)
・口臭が気になる、
・話しにくい(会話障害)などがあります。
★口の乾きによって起こる症状とそのつらさ
口腔乾燥に伴う症状のつらさを具体的に聞くと、
会話障害では「話しにくい。おしゃべりが好きだったが、最近は聞く側ばかりで話すのがおっくうになる」、
摂食・嚥下障害では、「唾液がほとんど出ないので食べにくく、水など飲み物がないと飲み込むことができない」という声が上がった。
また、「口腔とのどの乾燥感で、夜中に何度か目が覚めるので、熟睡できない(睡眠障害)」や「
味が分からない(味覚障害)」のほか、口内炎ができやすく虫歯が増えること、風邪、口腔カンジダ症など感染症にかかりやすいことを症状とする方もいます!
現状では根本的にシェーグレン症候群を治癒させることは出来ません。
なので治療は乾燥症状を軽快させることと、
疾患の活動性を抑えて進展を防ぐことにあります。
目の乾燥、口腔乾燥はひどくなると著しく生活を障害しますので、毎日の目薬、口腔清潔を心がける必要があります。エアコン、飛行機の中、風の強い所、タバコの煙などに注意が必要です。
早期発見にもはやめの歯科健診を受けましょう!