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歯の豆知識

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唾液と歯・お口の健康の関わりについて


  • おこさま向け

皆さんは唾液の役割についてご存知でしょうか?
今回は生きていくうえで必要な唾液の働きや分泌方法について説明していきます。

こんにちは!!福岡県の飯塚市鯰田にハート歯科クリニックいまい(予防歯科、小児歯科、矯正歯科、審美歯科、インプラント、ホワイトニング、インビザライン矯正歯科、マイオブレス小児矯正)の歯科医師、仲宗根美由紀です。

普段は意識していなくても、常にお口の中に分泌されている唾液。すっぱい食べ物を見るとあふれてきたり、緊張するシーンでは口の中がカラカラに乾いてしまったりと、ふとした時に唾液の存在を感じることも多いでしょう。

唾液はただの水ではありません。98%が水分ですが、デンプンの消化酵素やカルシウム、マグネシウムなどが含まれています。水分が多めの唾液はサラサラで、そのほかの成分が多い唾液は少し粘り気があります。

唾液には6つの役割があります。

①洗浄浄化作用 食べかすを洗い流す

②再石灰化作用 溶け出した歯のミネラルを戻す

③緩衝作用 口の中のpHを一定に保つ

④保護作用 歯の表面に粘膜をつくる

⑤希釈作用 歯の表面の酸を薄める

⑥殺菌作用 プラークの発生を抑える

★よく噛みながら食べ物と混ざり合うことで消化しやすくしてくれるほか、食べ物を飲み込みやすくしてくれる役割を担っています。

★私たちが食事をするたびに、口の中のpHは酸性になります。すると歯のミネラルが溶け出し、虫歯になりやすい状態となります。それでも食後しばらくすると、唾液の働きによってpHは元に戻り、歯から失われたミネラルも歯に戻って健康な状態が保たれます。間食が多い人に虫歯が多い1つの原因は、間食が少ない人より口の中が酸性になる頻度が高いからと言われています。

★唾液の分泌が少なくなると、口の中の細菌が増え、口臭にもつながりやすくなります。唾液が多い人は、唾液が天然の保護膜となって歯を清潔に保つことが出来るため、虫歯が少ないと言われています。唾液の量はそのまま歯の強さや噛む力にもつながっていきます。

◉唾液の分泌方法

ヒトは1日あたり1〜1.5Lの唾液を作っています。唾液は唾液腺というところで作られ、そのなかでも大唾液腺という器官から分泌されます。大唾液腺には、耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。この3つの唾液腺のほかにも小唾液腺と呼ばれる小さな唾液腺があります。唾液を多く出るようにするためにはこれらの唾液腺を刺激することが大切です。

①食べ物をよく噛むこと

噛む回数を多くして、噛み応えのあるものを摂るようにします。

②舌の体操

舌を前に出す、舌を出して左右に動かす、舌で上下の唇の内側、左右の頬の内側を押す、舌を回転させる、というような簡単な体操で唾液が出やすくなります。

③唾液腺マッサージ

耳下腺:上の奥歯の辺りを後ろから前へ10回ほど回す

顎下腺:親指を顎の骨の内側の軟らかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5か所くらいを順番に各5回ずつ押す

舌下腺:両手の親指をそろえ、顎の下から上にぐ〜っと押す(5回)

これらの方法で唾液の分泌が多くなります。唾液が少ないと感じる方は是非やってみてください!

唾液の分泌量は年齢とともに減少していきます。食べ物をしっかり噛んだり、マッサージを行って、唾液をしっかり出るようにしてお口の健康を守っていきましょう。