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歯の豆知識

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歯茎の検査、なんで必要なの?


  • おとな向け

定期検診や治療で来られた時に「歯茎の検査されるけどなんでだろう?」って思われたことありませんか?

福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント・ホワイトニング)の歯科医師の今井光です。

 

今回は、歯茎の検査の重要性について、お伝えしていきます!

ハート歯科では、初めてかかられた方や定期検診で来られている方、治療で来られている方皆様に歯茎の検査を行っています。

その歯茎の検査で、何が分かるかご存知ですか?

歯茎の検査で分かることは

①歯周病が進行しているかどうか

②歯茎に炎症が起きてないか

③見えないところに歯石がついているかどうか

の3つがあります。

それでは、一つ一つ詳しく説明していきます!

まず、「①歯周病が進行しているかどうか」ですが、健康的な歯茎は3ミリ以下の歯周ポケットがあります。

その健康的な歯茎が歯周病になってしまうと4ミリ以上の数字が出てしまい、歯周ポケットの数字が大きくなるにつれて、歯を支えている骨が歯周病の菌に壊されてしまいます。さらに、そのまま歯周病が進行してしまうと、歯が抜けてしまいます。

なので、歯周病がどれだけ進んでいるかを確認するための重要な検査になっていきます。

そして、「②歯茎に炎症が起きてないか」ですが、健康的な歯茎は歯周ポケット3ミリ以下に加えて、出血などがないため、炎症は起きていません。

それに対して、炎症がある歯茎は、磨き残しや体調の変化、ストレスなどの原因で歯茎が腫れてしまうため、歯茎の検査をした時に出血を起こしてしまいます。

なので、ここでも歯茎の検査をする時のチェック項目に上がります。

そして、最後に「③見えないところに歯石がついているかどうか」です。

歯茎の検査をしたあと、歯石とりをしていくのですが、その時にする歯石とりは、目で見える範囲についている歯石とりをしています。

そのあと、1週間ほど開けていただいて、もう一度歯茎の検査をしているのですが、その時にチェックしているのは、歯周ポケットの深いところや出血があるところを見ているのはもちろんです!

ですが、もう一つチェックしているのは、歯茎の中についている頑固な歯石がついているかどうか?も一緒に確認しています。

歯茎の中についている頑固な歯石をそのまま放置してしまうと、その周りに歯周病の菌や歯石がついてしまい、歯周ポケットが深くなってしまう原因になり、歯周病が進行してしまいます。

なので、歯茎の中についた頑固な歯石を探し出して取っていくためにも、歯茎の検査は大事なのです!

歯茎の検査は、色んなことを知ることができるので、虫歯の治療も大事ですが、今の歯茎の状態を知ることも大事なので、もし、歯茎の検査で引っかかった時は、私たちも治るようにサポートして行きますので、歯茎の治療も頑張っていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

分からないことがあれば、聞いてください!