サボると結果が出ない!?インビザライン矯正の本当の話
「インビザラインは見えないからラクそう」
「取り外しできるならストレスが少ないかも」
…そんなふうに思って、インビザラインを選ばれる方も多いです。
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、重信 圭佑です。
たしかに、見た目が自然で、痛みも少なく、食事や歯みがきの時は外せる。
ワイヤー矯正に比べて日常生活に馴染みやすいという大きなメリットがあります。
ですが——
実はこの“取り外しできる”という点こそが、インビザライン難点でもあります。
◉ 装着時間を守れないと、治療は進みません
インビザラインは「アライナー」という透明なマウスピースを、毎日20〜22時間装着することで、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。
例えば1日15時間しか装着しなかった場合、アライナーが歯にしっかりフィットしない状態が続き、歯の動きが鈍くなったり、予定していた通りに動かなくなったりする可能性があります。
装着時間が短い日が続くと、アライナーが途中で浮いたり、無理に次のステージへ進んでも痛みや後戻りが出たりすることも。
逆にいえば、この装着時間が守れないと、歯はまったく動きません。
「今日はちょっと疲れてるから、外して寝ちゃおう」
「出先で歯みがきができないから、今日はつけずにいよう」
「週末くらいサボっても大丈夫でしょ?」
そんな小さな“油断”の積み重ねで、治療の計画がずれたり、治療期間が延びたりするケースは実際によくあります。
中には、治療がうまくいかず、ワイヤー矯正に切り替えることになった方も…。
◉ 自己管理が何より大切
インビザラインは、患者さんご自身の「意識」と「習慣」によって結果が大きく左右されます。
私たち歯科医院側では、アライナーの設計や定期チェック、トラブルへの対応はできますが——
毎日の装着時間までは、管理できません。
つまり、
「自分の歯をちゃんと動かせるかどうかは、自分次第」なんです。
もちろん、毎日しっかり20時間以上装着し続けるのは簡単ではありません。
外食が多かったり、忙しい日が続くと、どうしてもつけ忘れてしまいがちです。
だからこそ、「インビザラインはラクな矯正」ではなく、「ちゃんと向き合えば効果が出る矯正」だということを知っておいていただきたいのです。
◉ サボらず続ける工夫があります!
「続けられるか不安…」という方も大丈夫!
当院では、装着時間を無理なく守れるように、生活スタイルに合わせたアドバイスも行っています。
たとえば:
①スマホのリマインダー機能を使う
②食事後すぐの「歯みがき→再装着」を習慣にする
③外出時にもアライナーケースと歯ブラシを常備する
④寝る前に1日の装着時間をざっくり確認してみる
…など、小さな工夫で習慣化がもっと楽になります。
◉ 最後に
インビザラインは、「自分の力で結果を出す矯正治療」といっても過言ではありません。
サボらず、コツコツとアライナーを装着し続けたその先には、きっと理想の歯並びが待っています。
自分の歯、自分で動かしていきましょう!
私たちも全力でサポートします!