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歯の豆知識

インプラントって何?


  • おとな向け

歯の治療で「インプラント」という言葉をよく耳にすると思います。一体どんな治療なのか、差し歯と何が違うのか「インプラント」について説明します!

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、福間裕仁です。

 

インプラント治療とは?


歯が失われた場所に歯の根に代わるもの(人工歯根)を埋めておき、それが骨としっかり付いた段階で人工の歯をかぶせ、天然の歯が生えていた頃と同様の機能性と美しさを回復させる治療法です。

素材はチタンで、金属アレル ギーの心配がほとんどなく、骨と一体化する性質があります。

部分的に抜けている方も、全ての歯が抜けてしまっている方にも最適な治療法です。

インプラントと差し歯


「インプラント」と「差し歯」は、よく間違われる歯科の用語ですが、構造や治療方法は全く別物です。

差し歯は、治療して残った歯の根に金属やプラスチックの土台を入れて、被せ物をする治療です。差し歯の治療の場合、歯の根は自分のものになりますが、インプラントによる治療は歯の根も人工物になるので、そこが差し歯との違いになります。

インプラントのメリットデメリット

失った歯を取り戻す治療は「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」があります。

それぞれの治療について説明をしていきます

【インプラント】

メリット

・本来ある自分の歯のように噛んで食事ができる(咀嚼率90%)

・異物感なく話せるようになる

・天然の歯とほとんど見た目が変わらない

・周囲への歯の影響が少ないため、今ある歯を残していける

・長期間使用できる

・骨が痩せるのを防げる

歯の根っこが無くなると骨は次第に痩せていき周囲の歯にも影響が出始めます。インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため顎の骨を健康に保てます

デメリット

・治療期間が長い

・顎の骨が薄いとできない場合がある

・自費治療のため費用が必要

【ブリッジ】

メリット

・噛む力はそこそこ強い(咀嚼率70%)

・保険診療なので安価

・取り外ししない

デメリット

・抜けた歯の両隣に自分の歯が残っている必要がある

・土台にする歯を1部削る、神経を抜く場合もある

・土台にする歯が虫歯などトラブルになりやすい

【入れ歯】

メリット

・大半のケースに使用可能

・取り外して洗える

・保険診療なので安価

デメリット

・噛む力が弱い(咀嚼率40%)

・見た目があまり良くない

・口の中に異物感があるように感じる

・爪をかける歯に負担がかかる

・毎日の手入れが手間

インプラントの安全性

インプラント治療は手術が必要であるため、安全性について不安に思っている方も多くいらっしゃいます。

当院では手術の前CT撮影を行うことで骨の立体的な状態を把握する事ができます。そのため、血管や神経を傷つけたり、骨を突き破る事なく安心してインプラント治療を受ける事ができます!

また治療後も定期的なメンテナンスを行う事で長期的にインプラントをいい状態に保つことができます!

 

インプラントは周囲の歯に負担をかけることなく自分の歯と同様に扱うことができる、奥地の中の違和感が少ない治療方法です。

<噛む>という動作は、健康にも大きく影響します。インプラント治療でお口の中だけでなく身体の健康も守っていきましょう!