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歯の豆知識

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虫歯にならない予防方法と検査について


  • 小児歯科

みなさんは虫歯の予防方法をご存知でしょうか。
虫歯にならないコツを知っておけばお子様も苦しむことはありません。
今回は幼少期からの虫歯予防と虫歯のリスク検査についてお話ししていきます。

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、今井光です。

乳歯は永久歯よりエナメル質が薄く柔らかいため虫歯になりやすく進行が早いという傾向があります。そのため、幼少期から虫歯にならないための予防が大切です。

★お家での予防法

食事をするとお口の中は酸性に変化します。

この時間が長くなると、虫歯のリスクが高くなります。

①おやつは時間を決めて食べましょう

虫歯の栄養源となる糖分がお口の中に長い時間にあると、虫歯になるリスクが高くなってしまいます。

おやつはダラダラと食べずに時間を決めて食べるようにしましょう。

②糖分を多く含んだもの、歯にくっつきやすいものは避けましょう

例:チョコレート、キャラメル

③家族内での感染をさせないようにしましょう

虫歯はミュータンス菌などの虫歯菌による感染症です。

実は生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯菌は存在しません。

ですが、周りの大人や兄弟が使ったお箸やコップ、食べかけを与えることで感染することが多いのです。

なのでお子様を守るためにご家族全員でお口のケアに努めることが大切です。

★当院で行っている予防方法、検査

①歯磨き指導

歯の生え方や年齢に合わせて最適な歯磨きの方法をご指導します。

②フッ素塗布

歯に塗布することでフッ素が歯に染み渡り歯の質を強くして、虫歯に対する抵抗力をつけます。

フッ素塗布後30分間は食べたり飲んだりはしないでください。

③シーラント

奥歯の溝は歯ブラシが奥まで当たりにくい部分で食べかすや菌がたまりやすい場所なので虫歯になりやすい部分です。

特に生えてから間もない永久歯は、歯の質も未熟で油断をするとすぐ虫歯になってしまいます。

シーラントは生えてから間もない奥歯の溝を一時的にふさぐことで、虫歯を予防する方法です。

<シーラント処置の流れ>

①歯の溝の汚れを専用のブラシで取り除きます。

②歯を乾燥させてシーラント剤の前処理の薬剤を塗布し、数秒置いてから水で洗ってから乾燥させます。

③歯の溝にシーラント剤を塗布します。

④光を当ててシーラント剤を硬化させます。

シーラントは歯を削らないため痛みがありません。

小さなお子様でも安心して処置が出来ます。

ただ、シーラントをしたからといって虫歯にならないわけではありません。

歯の隅々まで丁寧に磨きましょう。

また、シーラントは永久的に効果を発揮するものではありません。

粘着性のある食べ物を食べた際や、強く噛んだり、歯ぎしりで外れてしまうことがあります。

そのため、定期的に受診していただき、シーラントの状態をチェックしてもらうことが大切です。

④カリオスタット検査

虫歯は図に示すように①歯(質)、②虫歯の原因菌、③飲食物に含まれる糖分が一緒になったとき、菌がネバネバしたものをつくり、歯の表面に住みつきます。

そして酸をつくり、それによって虫歯になります。

カリオスタット検査とは虫歯を予防する検査の1つでプラーク(歯垢)中の虫歯菌の作る酸の量を色の変化によって判定します。

お口の中の歯の表面の汚れを綿棒でとり、48時間後に結果が出ます。

酸が多いほど液の色が黄緑黄色となり、虫歯に対する危険信号を示します。

 

大切なお子様のお口の健康を守るためにも、日頃から虫歯にならないよう気をつけることが大切です。

何か気になることや分からないことがありましたらいつでもスタッフにお尋ねください