良い歯並びは乳児期からの予防が大切です(ハート歯科クリニックいまい)
良い歯並びは、乳児期からの予防が大切です
離乳食の食べ方や、食べる時の姿勢など・・・
ぜひ参考にして見てください
Before

After

福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・小児歯科・矯正歯科・インプラント・審美歯科・ホワイトニング)の歯科医師の今井若奈です。
「矯正は永久歯が生えてから?」
「いつからが良いの?」
と言う質問をよく受けます。
歯並びを良くするには、歯列矯正という方法がありますが
本当に良いのは
何もせず、自然に歯並びが良くなれば本人も親もうれしいですよね!
そこで乳児期から気を付けてほしいことをご紹介します。
♥まず1つ目は離乳食の開始時期です
離乳食は「原始反射」が無くなってからです。
「原始反射」とは・・・おっぱいを飲む時の飲み方を「乳児嚥下」と言いますが、
これは無意識に反射的に行われます。こういった反射が消失してから離乳食を開始してください。
♠2つ目は離乳食初期には口を閉じるトレーニングを行ってください
上唇を閉じる機能をしっかりと育てるために
下唇の上にスプーンを載せて自ら口を閉じて
離乳食を取り込む捕食の練習をさせてください。
♦3つ目は離乳食中期には舌でつぶすトレーニングをしてください
中期には豆腐やムース、プリンのような舌で押しつぶせる形の崩れない均質な食べ物を与え、
舌で押しつぶす練習をさせてください。
このトレーニングにより成人嚥下の基本である「舌先を上顎につける」練習を行います。
♣4つ目は離乳食後期には奥の肉で噛むトレーニングを行ってください
まだ奥歯は生えていませんので奥の肉では食べれるが、
舌ではつぶせない硬さのものを与えて
奥歯噛みの練習を行ってください。
例えば・・・バナナ、モモ、大根の煮物など
奥歯で噛むことは口腔機能発達上でとても重要になります。
♦5つ目は離乳食完了期には確実な成人嚥下への切り替えを行ってください
1歳半ぐらいを目安にしっかりと離乳を考えましょう。
離乳時期が遅れてしまうと
虫歯のリスクが高くなるのと同時に乳児嚥下が残存します。
また、食事をする時は足をしっかりとつけましょう。
足をしっかりとつけて食べることでしっかりとした咀嚼が身につきます。
最後に「手づかみ離乳食について」です!
手の感覚と口の感覚を
しっかりと使ってください。
脳の活動の多くは手と口です。
手の感触と口の感触を連動して鍛えることは、
脳を発達させることにも繋がります。
手づかみ離乳食は、自分が今食べられるもの・食べられないものを実際に触った感触により
赤ちゃん自身に判断させます。
手と口を使って自分で確かめながら食べる事で、
早くコシのあるものを含めバラエティ豊かな食材が食べられるようになります。