抜歯の後、歯磨きして大丈夫なのか?
親知らずや、虫歯、歯周病で歯を抜歯し、その後歯ブラシはしていいの?と疑問を持たれる方も多いと思います。
その際の歯磨きの注意点について説明します
こんにちは!福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(インプラント・審美歯科・予防歯科・小児歯科・矯正歯科・ホワイトニング)の歯科医師の仲宗根美由紀です。
☆抜歯後の歯磨きの注意☆
①磨き方について
抜いた部分の歯ぐきに歯ブラシの毛先が当たらないように弱い力で磨いてください。
それ以外の歯は通常通りに磨いても問題はありません。
②歯ブラシについて
歯ブラシは、普段お家で使用している歯ブラシで磨いて問題ありません。
なるべく柔らかめの歯ぐきに優しいものを選びましょう。
3.歯磨き粉について
抜歯後の歯磨きは通常通り、歯磨き粉を使用しても問題ありません。
特に専用の歯磨き粉はありませんが、普段よりも磨きにくいため、消毒効果の高い歯磨き粉や低発泡性の
SPTジェルの歯磨き剤が最適です。
4.うがいについて
抜歯当日のうがいは極力控えてください。
強いうがいや何度もうがいをすると、抜歯後の傷口のふたの役目をしている
血の塊が流れてなくなる可能性があり、細菌感染しやすくなります。
抜歯2日目以降からうがいを行いましょう。
当院ではコンクールうがい薬をおすすめしています。
☆細かい注意点☆
①歯磨きは麻酔が切れてから行う
親知らずを抜くのに1時間以上かかったり、歯肉を縫合した場合は、
歯肉が治るのにも時間がかかる場合があります。
当日は麻酔が効いている間は歯磨きは避け、麻酔が切れてから歯磨きを行います。
出血や痛みがある場合は抜いた側はブラシを当てなくても問題はありません。
歯ブラシを当てることで、逆に痛みが強くなったり、出血したりすることもあります。
抜歯当日は無理に磨かなくても大丈夫です。
②傷口の糸に注意する
抜いた歯の周りの歯肉には触れないように歯磨きをしましょう。
糸で縫っている部分に歯ブラシの毛先が引っかかると、痛みを感じる場合があります。
痛みがある時には、普段使用している歯ブラシよりも少しやわらかめのものを使うとよいです。
だいたい糸を抜くのは抜歯後1週間から2週間後です。
その期間だけやわらかめの歯ブラシを使うと、歯肉に刺激を与えることが少ないので、
痛みを感じることも少なくなります。
③傷口の糸が緩くなってきたら受診する
抜歯後、3日くらい経過すると歯肉が治ってくるので、治ってきたら、糸取りに来院されて下さい。
ただし、歯磨きの際に毛先が糸に引っかかることもあるので、
注意して磨くようにしましょう。
抜歯後その他にも不安なことや、心配なことがある際はお気軽にハート歯科へご相談下さいね♪