フッ素って本当にいいの?
子供の定期検診で、説明を受けるときに「フッ素すると本当に効果あるの?」と感じたことはありませんか?
今回は、フッ素についてお話ししていきます。
こんにちは。福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・審美歯科・小児歯科・矯正歯科・インプラント・ホワイトニング)の歯科医師の今井光です。
お子様の検診で、行った内容の説明を受けるときに「フッ素塗ったので、30分間飲食できません。」と言った説明をされた方がほとんどだと思います。
今回は、その「フッ素」について詳しく説明していきます!
フッ素とは・・・
歯質を強くする効果がある自然元素のひとつです。
歯のエナメル質を強くして、虫歯菌の出す酸に負けない歯を作る働きがあります。
緑茶・紅茶・リンゴ・イワシなど色々な食品に含まれています。
フッ素を効果的に使用することにより、虫歯になりにくい強い歯を作ることがてきます。
なので、虫歯予防には最適な方法になります。
フッ素の効果として上げられるのが下の3つになります!
- 歯の再石灰化を促進
- フッ素が歯に取り込まれ、酸に強い歯を作る
- 虫歯菌が酸を作るのを抑制する
また、歯科医院で定期的に塗布しているフッ素は高濃度なので、3ヶ月に1回のペースで塗布していくことが1番良い時期になっています。
歯科医院で、フッ素を塗り始めるタイミングとしては、乳歯の奥歯が生え始めた頃が理想です!
歯科医院や市販で売られてある歯磨き粉は、フッ素入りの歯磨き粉を使用していただいた方が、虫歯予防にとても効果的です。
歯みがきのたびに使用すると、みがいている間の効果に加え、歯みがきをした後で、口の中の歯や粘膜に残ったフッ素が少しずつ唾液にまざり効果を発揮し続けます。
むし歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です。歯みがき剤の使用量やみがき終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう。
フッ素入りの歯磨き粉で歯を磨くときに、「たくさん歯磨き粉をつけて磨けば、つけた分だけ、より予防できる!」と思われがちですが、たくさん歯磨き粉をつけて磨いた後のうがいで、何回もうがいをしてしまうと、その分フッ素の効果が薄れてしまうので、下の図を参考に歯磨き粉を出して、うがいも1回程度で5~15mlの水で5秒程度行うようにしましょう!

その他には、家でも行うことができる用の低濃度で作られたフッ素洗口もあります。
3ヶ月毎で塗る高濃度のフッ素に比べて、濃度は低くなりますが、毎日行えるように低めに作られているため、ハート歯科でもフッ素洗口をオススメしてます。
家庭や幼稚園・保育園では1日1回、小・中学校では1週間に1回がすすめられています。
継続して使用することで予防効果が高まります。
※フッ素入りの歯磨き粉と併用して使っていただくと、より虫歯予防ができます。
いかがでしたか?
フッ素に関して、分からないことがあれば、いつでも聞いてください!