ハート歯科の助ける文化、教える文化
毎年ハート歯科クリニックは、チーム向けに3つの目標の柱をたてています。
2020年の3つは
①虫歯ゼロ、歯周病ゼロ文化
②助ける文化、教える文化
③動画アップ文化
今日は、そのうちのふたつ目をご紹介いたします
福岡県飯塚市ハート歯科クリニックいまい 院長 今井 光です
助ける文化、教える文化
2020年は院内において、「助ける文化、教える文化」をつくる事が目標の一つです。
|★「誰を何から助けない」といけないのか?敵はふたつ|
まず、私たちは、毎日歯科医院において「誰を助けないといけないのか?」
もちろん、患者さんです。私たち歯科医やスタッフの使命です。
ところで、具体的には「何から」助けないといけないのか?
患者さんの敵は「何なのか?」二つの敵がいます。
一つ目は「悪い虫歯菌、歯周病菌」です。これらが、虫歯や歯周病を引き起こす元凶です。
日々、わたしたちは歯科医院という現場で、この悪い菌たちを除去するか、数を減少させることによって
患者さんを苦しめる虫歯や歯周病という病気から助けています。
ブラッシングで除去してあげたり、超音波スケーラーという特殊な器械で丁寧に除去します。
当院では、毎回お口の中に赤い染め出し液をつけ、
その赤い部分がなくなるように除去していきます。まさに敵を赤く染めて、やっつけていくイメージです。
多分当院に来院されたかたなら、老若男女とわず、何度も経験があると思います。
患者さんも、敵(悪い菌たちが含まれる歯垢)が赤く染められるので
手鏡や口腔内カメラで撮影されて確認していただくと、
一体「敵はだれなのか?」ということを確認してもらえると思います。
患者さんとわたしたちの共通の敵が確認でき、力をあわせて戦うことができます。
|★敵は自分自身なのです・・・|
一つ目の敵は簡単でした。きっと想像できたことでしょう!
では、二つ目の敵はどこにいるのか?これはすごく難敵です、大抵の難敵といわれるものは目にみえない(笑)
二つ目の敵は患者自身です。いままで「自分の歯に対して無関心さ」が敵です。
当院ハート歯科はなぜか、中国、アメリカ、イギリスなどなど
海外在住の方や外国の方も来院されます。大学が近隣にあるからでしょうか。
共通して言えることは、
「異常に歯のことに詳しい」「自分の歯に非常に関心がある」ことです。
ご自身の歯に対して意識が高いのです。
比較して、日本人は意識が低すぎます。
この傾向は、歯科界のわたしたちからいえば周知の事実です。
海外のおいては、歯の治療=高額治療ということが常識であり、
子供の頃から歯を大事にする習慣が養われます。定期的に歯の予防や歯のメンテナンスに行くことは
常識です。
昔ホームステイに来た、ドイツ人留学生は家に来るなり
「フロス買いたいけど、どこに売ってる?」と聞いてきたほどです。
日本では、歯科治療は保険適応ですが、海外では適応外です
海外で1本の歯を治療するとなると大体30万円くらいかかると聞きます。
海外で生活者は「自分の健康、歯は自分で守る」という感覚が高いです。
昨年話題になった、老後2000万円問題。
老後年金だけでは足りませんよ、2000万円ほど自分で準備しておいてくださいね・・・。
うやむやになりましたが、きっと年金だけでは足りません。
今、日本は財政難で、いつまで歯科治療が保険で可能かわからない状況です。
日本人も自分の健康や歯は自分で守る時代はやってきているのです、もう遅すぎるくらいだと思っています。
今年ハート歯科クリニックいまいでは、
・患者さんにご自身の歯の現状をしっかり認識してもらう!
・解決策を提案する
・もう二度と悪くならないように予防策を提案する
しっかりと「教える文化」を目標としていきます。何事も教育が大事です。
われわれ専門家として、伝えていきたいと思っています。
★ハート歯科チーム向け「助ける文化 教える文化」
患者さんは「Help Me!!」と毎日やって来ます。
プロフェッショナルチームとして
日々の診療を助け合い、情報を共有して、お互い成長するために
教えあいましょう。
「教えるために、学ぶではなく」
「自分が学ぶために、まずは、教える!」