仕上げ磨きっていつまでするの?
今回はよくご質問をいただく「仕上げ磨き」についてのお話をさせていただきます。
福岡県飯塚市にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント・ホワイトニング)歯科医師の今井若奈です。
「もうそろそろ仕上げ磨きなしでも大丈夫かな?」と思われた保護者の方は沢山いらっしゃると思います。今回は仕上げ磨きについてのお話をさせていただきます。
お子さまが小学校に入学したタイミングで、やめてしまうことが多い仕上げ磨きなのですが、実は仕上げ磨きの後のハミガキチェックも含めると保護者の方に見ていただくのは9歳まで必要なんです。
①幼児期は仕上げ磨きが必要
幼児期は「自分でできる!」といって任せてみても、まだどうしても歯の溝の部分(かみあわせの所)や歯と歯との間などに、みがき残しが出てしまいます。
歯科医院でハミガキの指導を受け、OKが出るまでは、お子さまが磨いた後に、保護者の方がしっかり仕上げ磨きをしてあげることが大切になります。
𓂃✱仕上げ磨きのタイミング✱𓂃
毎食に「食後は必ずきれいに磨いておかないと」と焦って磨き方がおろそかになるよりま、一日一回でもしっかり磨いていただけた方が良いです。
一番大事なのは汚れをしっかり落とすことです。寝ている時はは唾液の分泌量が減るので、最も虫歯が増える時間帯になります。
なので、三食後の優先度をつけるならば、夕飯を食べてから夜寝る前にしっかり磨いていただけると良いです。
②自分で磨けるようになっても9歳頃まではハミガキチェックが必要
仕上げ磨き卒業後は、自分で食後のハミガキをしてもらい、磨けてないところがないかのハミガキチェックが必要です。もし磨けてないところがある場合は、お子さまにどこが磨けてないかを伝え「点検磨き」を行ってください。
自分磨きでちゃんとみがけるようになったら、歯科医院でみがき残しを調べる「染め出し」をしてみましょう。そこで合格をもらえれば、ハミガキチェックは卒業になり、ハミガキのひとり立ちとなります。
𓂃✱よくチェックしてほしいところ✱𓂃
磨き残しが多くて汚れがたまりやすいのは、上の前歯の裏側も奥歯です。唾液腺は舌の裏側にあるので、下の前歯の方が虫歯になりにくいです。どうしても時間がとれないときは、上の前歯の裏だけはしっかりとみていただくようお願いします。
今回の大事な点は