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歯の豆知識

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歯周病や虫歯は感染症


  • 予防歯科

皆さん、歯周病や虫歯は感染症だということはご存知でしたか?
今回は歯周病や虫歯の感染について詳しくお話していきます。

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、重信 圭佑です。

まず始めに、虫歯菌や歯周病菌を持っていないのは「産まれたばかりの赤ちゃん」だけです。赤ちゃんは無菌状態でお母さんのお腹の中から産まれてきます。ですので生まれたばかりの赤ちゃん以外の人は誰しも菌を保持しているのです。

では産まれたばかりの赤ちゃん以外の人はどうして虫歯菌、歯周病菌を持つようになるのでしょうか?

実は、菌は人から人へ感染してしまいます。

風邪などと同様虫歯や歯周病も感染症の1つになります。

感染経路は大きく分けて2つあり、夫婦間や友達同士で感染する水平感染 と親から子供へ感染する垂直感染(母子感染)に分類されます。

感染経路の例

・食事中の箸やフォーク、スプーンなどの共有

・パートナーとのスキンシップ

・ご飯を冷ますためにフーフーする

・同じコップやストローを使用する       

などです。

このように菌は人から人へ感染し、産まれたばかりの赤ちゃんにも感染してしまいます

感染の窓

ミュータンス菌と呼ばれる虫歯菌は硬い組織の表面に付着するのが得意なので、乳歯が生え始める頃から感染が始まります。

生え始めの19ヶ月頃〜乳歯が生え揃うまで31ヶ月の期間(1歳半頃〜2歳半頃)は特に感染しやすいため、歯科では「感染の窓」と呼ばれています。

感染を防ぐためにも食器の共有やなどは控える必要があります。

人間の口の中には約300〜400種類の菌が存在します。

この菌の数をゼロにすることはできませんが、菌の動きを抑えたり、数を減らしたりすることは可能です。

大切なお子様、パートナー、友人のためにもまずは自分自身でセルフケアをして大切な人を守りましょう!

セルフケアはもちろん、自分自身では100%綺麗に歯磨きができる!という訳ではないので定期的に歯医者さんでのメインテナンスが不可欠になります。自分自身で落とせる汚れはどんなに頑張っても約7割程度しか落とせません。

バイオフィルムと呼ばれる菌を膜で覆って歯にくっついているものは自分自身のセルフケアでの歯ブラシでは落とすことができず、歯科医院での専用の器具を使って落とす必要があります。

ですので、歯医者でのクリーニングで私たちがお口のケアのサポートもさせていただきます!