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歯の豆知識

歯科治療における笑気麻酔について


  • 小児歯科


「歯医者に行きたいけど強い恐怖心がある」
「嘔吐反射がある」
「子供の治療に通わせたいけど治療が難しい」
こんなお悩みがある方はいらっしゃいませんか?

今日はそんな方にオススメ!笑気麻酔についてご説明致します!!

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、福間裕仁です。

ハート歯科では最近笑気麻酔を導入しました。

歯科笑気麻酔は、歯科治療中に痛みや不快感を軽減するために使用される一般的な麻酔方法です。笑気麻酔は、笑気と酸素を組み合わせた気体を吸入することで効果を発揮します。

一般的に痛みや不快感を和らげるために使用されますが、不安や緊張を軽減する効果もあります。これは、笑気が脳内の神経伝達物質の働きを変化させることによって、リラックス効果を引き起こすためです。

治療前にお身体状態や医療歴を評価し、適切な麻酔レベルを設定します。

鼻から専用のマスクを通じて笑気と酸素の混合ガスを吸入します。このマスクには吸気バルブが取り付けられており自分のペースで吸気することができます。麻酔の効果はほぼ即効性があり、治療が終了した後もすぐに効果が薄れます。

笑気麻酔のメリットは、リラックスして安全な治療を受けていただけることです。特に、恐怖心が強いお子様の治療においては、偶発症を予防し、治療を楽に受けられるという大きなメリットがあります。 具体的には、高血圧・狭心症・不整脈のリスクを軽減できます。「ミラーを口に入れただけで吐き気がする」というお子様でも、不快感なく、落ち着いて治療を受けられます。

 

逆にデメリットは、

笑気麻酔は一般的に安全で有用な鎮静法ですが、いくつかの制限があります。妊娠中の女性には、特に最初の妊娠三か月(妊娠初期)に笑気麻酔を使用することは避けた方が良いです。妊娠している方は笑気麻酔の影響について歯科医師と相談しましょう。

重度の精神疾患や精神的な不安障害を持つ患者には、笑気麻酔を使用することが避けられることがあります。

鼻が詰まっている、呼吸器の疾患を持つ、または他の理由でガスを吸入できない場合、笑気麻酔は適さないことがあります。

笑気麻酔に対するアレルギーがある場合も使用を避けたほうが良いです。

まれに副作用でめまい、吐き気、頭痛が現れることがあります。

笑気麻酔は通常、短い時間の治療で使われます。長時間の治療やより深い鎮静が必要な場合には他の麻酔法が選択されます。

笑気麻酔は飲んでいる薬やいままでの病歴など全身状態をおうかがいし、患者様と歯科医師が協力して効果的に取り入れることが必要です。

また、笑気吸入鎮静法は、笑気ガスの使用も低濃度であり、排出も早いので、極めて安全性の高い方法です。 マスクを鼻の上にのせて、鼻で笑気ガスを吸い込むだけで、お子様への負担も少ないです。 むやみにお子様を押さえつけて治療する必要もありません。

 

総じて、歯科笑気麻酔は患者の快適な治療をサポートするための有効な手段です。

 

気になる方は是非スタッフにご相談ください!!