離乳食の目的と進め方
離乳食は、どのタイミングで始めて、どのペースで変えていくのがいいのか?という疑問は多いですよね。
今回は、離乳食の進め方や目安について、詳しくお話していきます。
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、吉田萌音です。
お子様がスクスク成長していき、そろそろ離乳食を始めていこうかなと思いつつ、どのように始めて行くんだろう?と悩みますよね。
まずは、離乳食の目的についてお話します。
【離乳食の目的】
1.栄養を補給する
2.液状のものから固形食に移行する
3.咀嚼の発達を促す
4.様々な味を知って覚える
5.食べる楽しさを味わう
6.食文化について知る
7.自立して1人で食べられるようにする
があります。
離乳初期から完了期にかけ、この7つを目的とし離乳食を進めていきます。
では、どのように進めていくの?と言うご質問が多いいので、離乳期の過程についてお話していきます。
『離乳初期:生後5~6ヶ月頃』
食べ方の目安
・1日1回1さじずつ
・母乳や育児乳ミルクは飲みたいだけ与える
調理形態
・なめらかにすりつぶした状態
つぶしがゆから始め、すりつぶした野菜等も試してみる
↓
慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚・卵黄も試してみましょう。
摂食機能獲得の目安:口を閉じて取り込みや飲み込みができるようになる
『離乳中期:生後7~8ヶ月頃』
食べ方の目安
・1日2回食のリズムをつける
・母乳や育児乳ミルクは離乳食後に与える
(※母乳は欲するままに与えてよいがミルクは1日3回程度が目安)
調理形態
・舌でつぶせる固さ(豆腐ぐらいの固さ)
摂食機能獲得の目安:舌と上あごでつぶしていくことが出来るようになる(押しつぶし機能)
『離乳後期:生後9~11ヶ月頃』
食べ方の目安
・1日3回食のリズムをつける
・食の楽しい体験を積み重ねる →家族と一緒に食卓体験を♪
・母乳や育児乳ミルクは離乳食後に与える
(※母乳は欲するままに与えてよいがミルクは1日2回程度が目安です)
調理形態
・歯ぐきでつぶせる固さ
摂食機能獲得の目安:歯茎でつぶすことが出来るようになる(すりつぶし機能)
『離乳完了期:生後12~18ヶ月頃』
食べ方の目安
・1日3回の食事
・手づかみ食べにより自分で食べる楽しみを増やす
・母乳や育児乳ミルクは与えても良い
調理形態
・歯ぐきで噛める固さ
摂食機能獲得の目安:手づかみ機能、歯を使って食べることが出来る(かじり取り機能)
離乳食の進め方は、成長・発達の状況に応じて進めることが大切!

ではなぜ、成長に合わせた離乳食が大切なのか?
急ぎすぎると…
機能の獲得が不十分になり、唇・舌・頬・顎なども十分に発達されません。
食べることや飲み込みの獲得する機能、歯の萌出時期に合った離乳の進め方が大切になります。
離乳の開始→離乳の完了の過程、食べ方や調理形態など目安はありますが、赤ちゃんの成長は個人差が大きいです。
目安の月齢や他のお子さんと比べて、焦らないようにしましょう!
その他よく聞くご質問に答えていきます!
Q.離乳完了期になると、母乳やミルクを与えたらダメなの?
A.与えて大丈夫です!
離乳の完了は、母乳または育児用ミルクを飲んでいない状態を意味するものではありません。
★固形物を食べ物を噛みつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外から摂取できるようになった状態のことをいいます。
離乳完了期になると、1日3回の食事のリズム作りが大切になるので、食事に響かない程度に食事との間隔を2~3時間あくようにするのがオススメです!
Q.離乳食はどうやって食べさせたらいいですか?
A.口を開けてからスプーンを入れる
離乳食用スプーンは、赤ちゃんが口を開けてからそっと入れてあげましょう!
食事の楽しさを知ってもらいましょう。
今まで一度も口に入れた事の無い物に対して、警戒するのは当たり前です。
無理やり食べさせようとするとプレッシャーを感じ、赤ちゃんはどんどん食事が嫌いになってしまいます。
食事は楽しい!と思ってもらう事が1番大切になります!
ハート歯科では、お子様の成長を見守るお母さんのサポートします♫
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