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歯の豆知識

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歯の磨き残しがあるとどうなる?


  • おとな向け

生活の中で当たり前におこなっている歯磨き。
きちんと磨けていますか?

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、今井光です。

日常の生活の中で当たり前におこなっている歯磨き。
皆さんはきちんと磨けていますか?

歯のみがき残しがあるとどんな事がお口の中で起こるでしょうか?
プラーク内で増殖した病原菌がお口の中の粘膜細胞の表面を荒らす。
お口のケアを怠ると虫歯や歯周病になるだけではなく、免疫バリアも壊されてしまいます。

原因は、誰のお口の中にも存在する『プロテアーゼ』というタンパク質分解酵素なのだそうです。
免疫システムの第一の壁である「粘膜」の細胞は、タンパク質からできています。
タンパク質はアミノ酸分子の連なりによって構成されていますが、プロテアーゼはそのアミノ酸のつながりを
切ることで、タンパク質の表面をやわらかくしていきます。
結果として、「粘膜の細胞の表面が壊れ、ウイルスが侵入しやすいようになり、インフルエンザなどの感染症の発症や
重症化を招きやすくする」のです。

プロテアーゼには様々な種類があり、多くの食材に含まれていますが
その食材を食べると粘膜表面が壊れる、ということでは無いのです。

免疫を脅かすのは「お口の中で細菌によって増殖を促されたプロテアーゼ」です。
お口の中では、歯ブラシでは取り切れなかった食べものの残りカスを温床にして、細菌が繁殖していきます。
やがて出来上がったプラーク(歯垢)1mgあたりには、多い人で10億個もの細菌が棲みついていると言われています。

これらの細菌のうち、歯周病菌などの病原菌がプロテアーゼを増殖させてしまう要因となるのです。
また、お口の中の病原菌は歯ぐきの血管から体内に入って全身をめぐり、脳や心臓、腸などの
大病を引き起こすことも知られ始めています。

では、免疫バリアを守るために、いつも通りの歯磨きだけで大丈夫でしょうか?

歯ブラシだけではなく、糸ようじやデンタルフロス、歯間ブラシなどを合わせたケアで、
プラークをしっかりと除去することの大切なのです🪥✨

プラークの除去率
歯ブラシのみ・・・約58%
歯ブラシ+デンタルフロス・・・約86%
歯ブラシ+歯間ブラシ・・・約95%

このように、歯ブラシだけでは約58%のプラークしか除去できませんが、
組み合わせることで約95%まで除去率を上げることができるのです⤴⤴

歯の磨き残しがあると細菌が増殖し、さらに放置することで『感染リスク』がアップする・・・

寒さも増し、乾燥の季節になりました⛄
感染リスクも高まる時期、より一層気をつけたいものですね!
いつもの歯磨き+フロスや歯間ブラシ等の+αなケアでご自身の健康を維持していきましょう✨