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歯の豆知識

インビザライン(マウスピース)矯正を成功させる鍵とは!?


  • おとな向け

透明で目立たないマウスピース矯正は、従来の矯正装置とは異なり、ご自身で取り外しができるのが大きな特徴です。この自由度の高さがインビザラインの魅力の一つですが、正しく着脱し、適切なケアを行うことが治療を成功させる鍵となります。

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正・マイクロ・ダイレクトボンディング)の歯科医師、柴田拓也です。

今回は、インビザラインのマウスピース(アライナー)の正しい着脱方法と、治療をスムーズに進めるための大切な注意事項について詳しく解説します。

【インビザライン・アライナーの着脱方法】

アライナーはご自身の歯に合わせて精密に作られています。慣れるまでは少し難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればすぐに慣れるでしょう。

1. アライナーの正しい付け方〜前歯から奥歯へ〜

①前歯から装着

アライナーの凹凸とご自身の歯の形をよく確認し、前歯にアライナーを軽く合わせます。この時、表裏を間違えないように注意してください。

②指でゆっくりと押し込む

アライナーが前歯にしっかりと合っていることを確認したら、両手の親指を使い、奥歯の方向に向かって均等に力を加えながら、ゆっくりと押し込んでいきます。

③チューイーを使用する

チューイーと呼ばれるシリコン製のスティックを使い、アライナーが歯に完全にフィットするようにしましょう。チューイーを奥歯から前歯に向かって、アライナーを噛むように繰り返し噛みます。これにより、アライナーが歯にしっかりと密着し、治療効果を最大限に引き出すことができます。

【ポイント】

★カチッとはまるまで!

アライナーが歯に完全に装着されると、「カチッ」という感覚や、歯に吸着する感覚があります。この感覚があるまで、しっかりと装着しましょう。

★浮き上がりがないか確認!

装着後、鏡で見てアライナーがどこか浮き上がっていないか確認しましょう。特に奥歯や歯と歯の間に隙間がないかチェックしてください。浮き上がりがある場合は、再度チューイーでしっかり噛みこむか、付け直しを検討してください。

2.アライナーの正しい外し方〜奥歯から前歯へ〜

①奥歯から外す

口腔内に指を入れる際は、清潔な状態で行います。利き手の人差し指(または親指)を奥歯の内側(舌側)に置き、アライナーのフチをゆっくりと持ち上げます。無理に引っ張らず、力を均等に分散させるように意識してください。左右両方、同様に行ってください。

②前歯に移動

奥歯が浮き上がったら、そのまま指をゆっくりと前歯の方へスライドさせます。アライナー全体が歯から浮き上がってくるのを感じながら、慎重に進めましょう。

③完全に外す

前歯の部分まで浮き上がったら、最終的にアライナー全体をゆっくりと歯から引き離すように外します。

【ポイント】

★爪を使わない

爪をアライナーに引っ掛けると、アライナーが破損したり、変形したりする可能性があります。指の腹を使うようにしましょう。

★無理に引っ張らない

無理な力を加えるとアライナーが破損するだけでなく、歯や歯茎に負担をかけることがあります。焦らず、ゆっくりと均等な力を加えることが大切です。

★専用のリムーバーを使用する

どうしても外しにくい場合は、インビザライン専用のアライナーリムーバーを使用すると、安全かつ簡単に外すことができます。当院でもご案内できますので、お気軽にご相談ください。

【インビザライン治療中の大切な注意事項】

インビザライン治療を成功させるためには、アライナーの着脱方法以外にもいくつか重要な注意事項があります。

1. 装着時間は必ず守る

インビザラインのアライナーは、1日20時間以上(推奨は22時間以上)の装着が必要です。この装着時間を守ることが、計画通りの歯の移動を実現し、治療期間を短縮するために不可欠です。食事や歯磨き以外の時間は、可能な限りアライナーを装着するように心がけましょう。

2.生活習慣の見直し

食事の回数を減らす、間食を控えるなど、アライナーの装着時間を確保できるよう、ご自身の生活習慣を見直してみるのも良いでしょう。装着時間が守れていても着脱する回数が多いと十分な効果を発揮できないので注意しましょう。

3.食事と飲食について

アライナーを装着したまま食事をすると、アライナーが破損したり、着色したりするだけでなく、アライナーと歯の間に食べ物が挟まり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

またコーヒー、紅茶、赤ワインなど、着色しやすい飲み物はアライナーを装着したまま飲むと着色の原因になります。 水以外のものを口にする際は、必ずアライナーを外してください。

4.アライナーの清掃と保管

アライナーを清潔に保つことは、口腔衛生を維持し、不快な臭いを防ぐために非常に重要です。

・ 基本アライナーは、水洗いと歯ブラシで洗浄します。外したアライナーは、流水と柔らかい歯ブラシ(ご自身の歯磨きとは別のもの)で優しく洗いましょう。歯磨き粉を使用すると、研磨剤でアライナーに傷がつくことがあるため、使用は避けてください。

・より徹底した洗浄のためには、インビザライン専用の洗浄剤や義歯洗浄剤の使用がおすすめです。

・熱湯は避けましょつ。熱湯で洗ったり、熱い場所に放置したりすると、アライナーが変形してしまう可能性があります。必ず常温の水で洗ってください。

・外したアライナーは、必ず専用のケースに入れて保管しましょう。ティッシュに包んだり、そのまま置いておくと、紛失したり、誤って捨ててしまったりするリスクが高まります。

5. 口腔内の衛生管理

インビザライン治療中は、アライナーを装着していることで唾液による自浄作用が働きにくくなるため、より一層丁寧な口腔ケアが必要です。

・食事の後は、アライナーを装着する前に、必ず歯磨きをしましょう。歯とアライナーの間に食べカスが残っていると、虫歯や歯周病の原因になります。外出時で難しい場合は、うがいをし装着するようにしましょう。

・フロスや歯間ブラシの活用し、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間も清掃しましょう。

・矯正治療中は、ご自宅でのケアに加え、定期的に歯科医院でプロフェッショナルクリーニングを受けることを強くお勧めします。これにより、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを除去し、虫歯や歯周病のリスクを低減することができます。

6.アライナーの交換時期と新しいアライナーの確認

インビザラインのアライナーは、通常1~2週間ごとに新しいものに交換します。

・歯科医師から指示された交換時期を厳守してください。早すぎても遅すぎても、治療計画に支障をきたす可能性があります。

・新しいアライナーに交換する際は、事前にアライナーの番号や上下を確認し、間違いがないか確認しましょう。

・新しいアライナーに交換した直後は、少しきつく感じるかもしれません。チューイーをしっかり噛みこみ、歯にフィットしているか確認してください。もしアライナーが入らない、あるいは著しく浮き上がる場合は、すぐに歯科医院にご連絡ください。

最後に、

インビザライン治療は、患者さんご自身の努力が非常に重要な治療法です。今回ご紹介した着脱方法や注意事項をしっかりと守っていただくことで、治療をスムーズに進め、理想の美しい歯並びを手に入れることができます。

何かご不明な点やご不安なことがございましたら、いつでもお気軽に当院スタッフにご相談ください。皆さんのインビザライン治療が成功するよう、私たちも全力でサポートさせていただきます。一緒に頑張りましょう!

インビザライン矯正について詳しくは→https://heart-dental.jp/invisalign

インビザライン矯正の症例集は→https://heart-dental.jp/case-invisalign