TEMPOROMANDIBULAR JOINT DISORDER
顎関節症
SECTION 01
顎関節症の三大症状
あごが痛む
- 顎関節痛 -
食事する時や、大きく笑ったとき、口を開け閉めする際に痛みを伴います。
思春期ころから痛みが始まるという方もいらっしゃいますが、突然、急に今日の朝から痛いという方もいらっしゃいます。
口が開かない
- 開口障害 -
通常、口を大きく開いたとき,自分の人差し指から薬指を並べた3本以上の指が縦にして入ります。しかし、顎関節症になると、指1本分くらいしか開かないという症状がでてしまいます。
物を口に入れることができず、食事が困難なケースもあります。ひどいケースになると会話する時さえ痛いということもあります。
動かすと音がする
- 顎関節雑音 -
口を開け閉めする時に「カクカク音がする」、口を大きく開けた時に「パキン!という音がする」などの症状があります。
顎の音がなる場合、痛みを伴う場合、痛みがない場合があります。主に治療が必要なケースは痛みを伴うケースです。痛みがない場合は経過観察になることがほとんどです。
SECTION 02
顎関節症の原因
顎関節症の原因は、さまざまな要因が重なりとても複雑です。
原因が特定できない時も多くあります。
考えられる主な原因
かみ合わせが悪い |
歯ぎしりや歯をかみしめる癖 |
外傷 |
ストレス |
関節自体の炎症変形 |
関節円板のズレ |
関節周囲の筋肉の炎症 |
体全体の姿勢バランスが悪い |
SECTION 03
顎関節機能運動検査
( CADIAX、キャディアックス )
顎関節機能運動の記録計測で、
よりお客様にあった治療を
お勧めできます。
当医院では、矯正を行う際にデジタル機器のCADIAXという装置で顎関節の運動を記録計測しております。顎関節症の治療の際にも必要であれば、精密に顎の関節運動の異常を精密検査を受けることも可能です。(保険適用外)
SECTION 04
当医院の顎関節治療の特徴
スプリント療法+筋肉マッサージ、
トリガーポイント指圧療法を行います。
現在、顎関節の治療法には、外科的療法との保存治療の2種類存在します。ハート歯科では、外科的アプローチではなく保存(非外科)療法を第一選択にしております。顎関節の原因はありますが、口腔周囲に存在する筋肉の不調和をまず解消することで症状を緩和していきます。
そのために、夜間のみにスプリント(マウスピース)を装着してもらい、夜間に過剰な口腔周囲の筋肉の活動を抑制いたします。また、来院時に顎周囲の筋肉の痛みのトリガーポイントを指圧し、口を開けやすい状態にします(週1回程度)。同時に口を大きく真っすぐ開ける、閉じるなどの指導も行います。
多くはこの保存的治療で対処しますが,症状によっては外科的な治療を行う場合も希にあります。外科的治療に移行する場合には、より専門的な大学病院へ紹介しております。