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歯の豆知識

ドライマウスについて


ドライマウスについて
お話しします🎵

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、吉田萌音です

『何だか口の中がザラついてる?』『ネバつきを感じることが多い』など
お口の中の違和感を感じている方も多いのではないでしょうか?
一体何が原因なのか?

ドライマウス(口腔乾燥症)とは、
様々な要因でお口の中の唾液の量が減少したりすることによる、口の中が乾燥する事をいいます。
一時的な口の渇きであれば誰もが経験することですが、
ドライマウスは口の中が乾燥した状態が持続している状態です。

主な症状:①舌が痛い・ざらざらする
②口の中が激しく渇く、口の中がネバネバする
③乾いた物が食べにくくなる、食べ物の味が分からなくなる
④舌が貼り付くようで話しづらいなどがあります。
⑤口臭の悪化

さらに舌のひび割れなどが挙げられ、虫歯の原因になったり、
唾液が持っている免疫力を発揮できなくなります。

ドライマウスは何が原因?

精神的な緊張やストレスの多い日常生活

人前など緊張するとお口の中が乾くように、
日常のストレスも唾液の分泌を減らす原因となります。
緊張やストレスが解消されると唾液の量も正常に戻りますが、緊張やストレスの多い生活が続くとドライマウスの症状が定着することがあります。

 

口呼吸

風邪やアレルギー症状で鼻が詰まり、口で呼吸をする「口呼吸」が続くことで口の中が乾き、
ドライマウスを起こしやすくなります。
夜間に口が乾く人には多くみられる原因です。
口呼吸によるドライマウスは、唾液の分泌は正常ですが、
唾液の蒸発が進んでしてしまうことで起こります。

日常でできるドライマウスの予防法

こまめな水分補給でお口の中の潤いを保つ

 日常的にこまめな水分補給を心がけることが大切。
冬など乾燥しやすい季節は、加湿器などを使用して、適度な湿度を保つことも効果的です。

お茶やコーヒーなどカフェインの過剰摂取を控える

カフェインには利尿作用があるため、濃いお茶やブラックコーヒーなどカフェインを
過剰に摂取すると水分が減少し、ドライマウスを招きます。
過度なカフェインの摂取には注意が必要です。

過度な緊張やストレスを解消する

日頃からストレスを溜めない生活を心がけましょう。
ストレスに強い心身をつくるには運動が効果的だと言われています。

自宅でのセルフケア

部屋の湿度を調整し、水分を持ち歩く
乾燥した部屋にいると鼻が乾き、口呼吸の原因となります。
空気が乾き過ぎないよう常に部屋の湿度に注意しましょう。
また、外出する際は、水筒やペットボトルを持ち歩き、口の中を潤すようにします。
虫歯予防のために、水やお茶がおすすめです。

口の周りの筋力を鍛える

唾液の分泌を促すためには、口の周りの筋肉を活発に動かすことが大切です。しかし、お口から食事をされていない方や普段あまり会話をする機会の少ない方は口まわりの筋力が低下してきます。そのリハビリとしてパタカラ体操(「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することによる、口の周りや舌の筋力トレーニング)がよく行われています。

まだまだ乾燥する日が続きますが、しっかりとお口の中の潤いを保って
ドライマウスを予防していきましょう!