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歯の豆知識

虫歯になりやすい方の特徴について


こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、福間裕仁です。

今回は虫歯になりやすい方の特徴についてお伝えしていきます🦷

歯磨き

歯磨きの仕方は人によって異なります。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して丁寧に磨く人はそれだけプラークの除去率が高くなります。逆にブラッシングだけで適当に磨く人は磨き残しもたくさん出てしまいます。

また、磨き方にも差があり歯科医院でブラッシング指導を受けた方は細かいところまでしっかり歯磨きができます。
歯磨きするにしても磨き方次第で虫歯になりやすくもなりにくくもなります🪥🫧

虫歯の原因菌が多い

口腔内には100種類以上の細菌が存在します。そういった細菌が集まり歯の表面に薄いバイオフィルムという膜を作ったり歯の表面を溶かすことによって虫歯になりやすくなってしまいます。

歯の質が弱い

歯の質が弱い人は歯の表面のエナメル質の強度が弱いので、虫歯菌の影響を受けやすくなります。エナメル質形成不全と診断された場合は定期的なメンテナンスでしっかり虫歯菌を除去し健康な歯を守りましょう🫱🏼‍🫲🏽

 

食生活

人によっては間食が多く、高い頻度で何かしら飲食をしてしまう人がいます。こういう食事の摂り方をする人は、いくら歯を丁寧に磨いても虫歯になりやすくなってしまいます。

お口の中では歯のカルシウムが溶け出す脱灰と、それを元に戻す再石灰化が繰り返されています。虫歯を防ぐには再石灰化が重要になります。しかし、食事の頻度が高いと脱灰ばかりが起こってしまい再石灰化が行われるタイミングが失われてしまって虫歯になるリスクが高まります。長い時間食事しても同じことが起こるため、いわゆるダラダラ食べをしてしまう方も注意が必要になります。お子さんは特におかしを食べている場合が多いのでおかしを食べる時間を決めてダラダラ食べを予防しましょう🍰

唾液の質

唾液は細菌を流してお口の中を洗浄する役割を持っています。

唾液は人によって質が異なっており、その質によって虫歯になりやすくもなりにくくもなります。ちなみに、虫歯になりにくいのは「サラサラしていて唾液の量が多い人」で、虫歯になりやすいのは「ネバネバしていて唾液の量が少ない人」です。唾液の量が少なければお口全体に唾液が行き届かず、ネバついていることで細菌を洗い流すことができません。
一方、唾液の量が多くてサラサラしている人は洗浄効果が高く、虫歯になりにくくなります。

虫歯になりやすい方も定期的なメンテナンスを受けることで歯周病だけでなく虫歯も予防することが出来ます。健康なお口を守るためにも1〜3ヶ月に1回のメンテナンスを受診しましょう✨