歯ブラシの選び方について
皆さんは歯ブラシを選ぶとき何を重視して選んでいますか?
今回は歯ブラシの特徴と選び方について説明していきます!
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科、小児歯科、矯正歯科、審美歯科、インプラント、ホワイトニング、インビザライン矯正)の歯科医師の仲宗根美由紀です。
お店に置いてある歯ブラシはたくさん種類があってどれを選べばいいのか悩む方も多いと思います。
★歯ブラシの主な使用目的
①食物残渣(たべかす)の除去
②プラーク(歯垢)の除去
③歯肉マッサージ
④口腔粘膜の清掃
⑤舌の清掃
⑥口腔機能のリハビリテーション
歯ブラシにはこれらのような使用目的があります。歯ブラシには手用歯ブラシと電動歯ブラシに大別されます。
【1】手用歯ブラシ
手用歯ブラシは、刷毛部(頭部、ヘッド)、頸部(シャンク)、把柄部(ハンドル)によって構成されています。

一般に望ましい歯ブラシとしては、以下の条件を備えたものが考えられます。
①刷毛部(頭部、ヘッド)は複雑なお口の中の形態に適応出来るやや小さめで薄めのもの
②頸部(シャンク)が細長くて奥歯まで届きやすいもの
③把柄部(ハンドル)が手にフィットして握りやすいもの
④行うブラッシング方法に形や毛の硬さなどが合っているもの
⑤使用者が使いやすいと感じるもの
★歯ブラシの管理方法
・使用した歯ブラシは刷毛部(頭部、ヘッド)に付着した汚れを流水できれいに洗い流し、携帯ケースに収納する場合には、水気をよく切ります。
・毛先が開いてきたら、早めに交換してください。交換時期は一ヵ月に一回が目安となります。
【2】電動歯ブラシ
電動歯ブラシは「電動歯ブラシ」、「音波歯ブラシ」、「超音波歯ブラシ」の三つに分けられます。
・電動歯ブラシの特徴
振動や反転などの運動によってプラーク(歯垢)を除去します。回転数は毎分2,000〜10,000回程度と機種によって様々です。毛先が上手くブラッシング部位に当たるとプラーク(歯垢)除去効果が高いので、ブラッシング時間の短縮が可能です。操作方法が簡単なので、細かい操作が困難な場合や強制装置を装着している方に適しています。
・音波ブラシの特徴
回転数は毎分約30,000回振動による音波エネルギーでプラーク(歯垢)を破壊させる音波方式、微振動タイプの電動歯ブラシの一つです。激しい唾液などの水分の振動と泡は、歯周病菌の線毛を破壊し、細菌の構造にダメージを与えます、これは電動歯ブラシにはない特徴です。歯周病の予防、歯列不正がある場合、矯正治療中の方、細かい操作が困難な場合(小児、障害者、高齢者など)、歯の着色の除去、デリケートな補綴装着者(インプラント、審美修復補綴など)、唾液分泌効果の期待などに適しています。
・超音波歯ブラシの特徴
把柄部(ハンドル)のあたりに内蔵された超音波発振子が生み出す超音波と手の動きによって、プラーク(歯垢)を除去します。特に歯周ポケットが深い方に適しています。
皆さんのお口に合う歯ブラシは見つかりましたか?
気になったことがあればお気軽にお声がけください!