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歯の豆知識

ホワイトスポットについて


歯の表面の白い斑点が気になったことはありませんか?
今回は、そのようになる原因や治療、予防法をお伝えします!

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、重信圭佑です。

歯のホワイトスポットとは、歯の表面に見られる白い斑点や斑点状の変色を指します。これらのホワイトスポットは、歯のエナメル質が弱くなり、 minerals (ミネラル)が失われた結果に生じることが多いです。以下では、ホワイトスポットの原因、治療法、予防法について詳しく説明します。

 

 

ホワイトスポットの原因

1. 歯のエナメル質の変化: ホワイトスポットは、エナメル質が脱灰(デミネラル化)したために生じます。これは、口内の酸が作用し、エナメル質に含まれるミネラルが流出することによって起こります。

2. 虫歯の初期段階: ホワイトスポットは、虫歯の前兆とされることがあります。初期段階の虫歯では、エナメルが侵食され始めており、その結果として白い斑点が現れるのです。

3. 不十分な口腔衛生: 定期的な歯磨きやフロスを怠ると、プラークやバイオフィルムが歯に蓄積し、これが酸を生成してエナメル質を傷める原因となります。

4. 栄養不足: ビタミンやミネラル、特にカルシウムとリンの不足は、歯質に悪影響を与え、ホワイトスポットが生じる要因となります。

5. フッ素過剰摂取: フッ素は虫歯予防に効果的ですが、過剰摂取するとフッ素症(歯の変色など)を引き起こす場合があり、これもホワイトスポットの原因となります。

治療法

1. リミネラライゼーション: 初期のホワイトスポットであれば、フッ素を基にした製品(歯磨き粉やマウスウォッシュなど)を使用することで、エナメル質の再石灰化を促進できます。

2.CR修復 : 目立つホワイトスポットや進行した虫歯には、コンポジットレジンという樹脂を用いた修復が有効です。

3. ホワイトニング: ホワイトスポットの外観を改善するために、ホワイトニング治療が用いられることもあります。特に軽度の変色に効果的ですが、施術には専門の歯科医の指導が必要です。

4. マウスガード: 歯を保護するためのマウスガードを使用することで、歯ぎしりなどの習慣からホワイトスポットの進行を防ぐことができる場合もあります。

予防法

1. 定期的な歯磨き: 毎日の口腔ケアが基本です。フッ素配合の歯磨き粉を使用し、少なくとも2回は歯を磨くことが推奨されます。

2. 定期的な歯科検診: 歯科医師による定期検診を受けることで、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。

3. 適切な食生活: 糖分の過剰摂取を避け、カルシウムやリンを豊富に含む食品を摂取することが大切です。牛乳、ヨーグルト、緑葉野菜などが理想的です。

4. フッ素塗布: 歯科医院でのフッ素塗布を受けることで、エナメル質の強化を図れます。

5. 水分摂取: 水分を十分に摂取し、口内の乾燥を防ぐことで、菌の繁殖を抑えられます。

ホワイトスポットは、適切な知識と対策を持つことで予防し、さらには治療することが可能です。日々の口腔ケアをおろそかにせず、健康的な歯を保つことが重要です。