口内炎について
誰もがなったことのある口内炎
その原因や治療法などを解説します
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、重信です。
今回は、口内炎について解説していきます。
口内炎は、口腔内の粘膜に発生する炎症や潰瘍のことで、痛みや不快感を伴うことが多いです。口内炎は、さまざまな原因によって引き起こされることがあり、症状も多岐にわたるため、その理解が重要です。
◯ 口内炎の種類と原因
口内炎にはいくつかの種類があり、一般的なものとして以下のものが挙げられます。
1. アフタ性口内炎
おそらく最も一般的なタイプで、白い潰瘍が口腔内にできます。原因はストレス、ホルモンバランスの変化、栄養不足(特にビタミンB群や鉄分)、または免疫系の問題が関与していると考えられています。
2. ヘルペス性口内炎
ヘルペスウイルスによって引き起こされるもので、初回感染時に痛みを伴う水疱ができ、その後潰瘍になります。再発することが多いですが、ストレスや疲労、風邪などが引き金になることがあります。
3. カンジダ症
カンジダという真菌による感染で、白い斑点や潰瘍を生じることがあります。免疫力が低下している人や、抗生物質の長期使用後によく見られます。
4. 外傷性口内炎
鋭利な食べ物や義歯による摩擦、噛み傷など物理的なダメージによって引き起こされる炎症です。
◯ 口内炎の症状
口内炎の主な症状には以下のものがあります。
– 口腔内の痛みや違和感
– 食事や飲み物を摂取する際の痛み
– 白い斑点や潰瘍の形成
– 出血することもある
– 口臭が増すこともある
◯ 治療法
口内炎の治療は、その原因によって異なりますが、一般的な対処法や治療法は以下の通りです。
1. 痛みの緩和
市販の鎮痛剤や、口内炎専用の塗り薬(ステロイド含有、抗炎症薬など)を使用することで、痛みを和らげることができます。
2. 感染の予防
ヘルペス性口内炎やカンジダ症など、感染が原因の場合は抗ウイルス薬や抗真菌薬が処方されることがあります。
3. 栄養補給
ビタミンやミネラルが不足している場合は、それを補うためのサプリメントや食事の改善が推奨されます。
4. 口腔衛生の強化
口腔内を清潔に保つことは重要です。うがいや歯磨きを徹底し、刺激物や熱い食べ物を避けることが大切です。
5. ストレス管理
ストレスが原因となる場合は、リラクゼーションや趣味を楽しむことでリラックスすることも有効です。
◯ 予防策
・バランスの取れた食事
栄養を意識した食生活を心掛けることで、口内炎のリスクを減少させることができます。
・口腔衛生
定期的な歯磨きや舌の清掃、口内のうがいなどを行うことで、口内環境を整えましょう。