顎関節症について知ろう!
「あごが痛い」「口が開きにくい」「あごを動かすと音がなる」
このような経験に悩まされたことはありませんか?
今回は、顎関節症について詳しくお話ししていきます!
こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、柴田拓也です。
あごに痛みがある、口を大きく開けづらい、口を開閉するとカクカクと音がするなどの不快な症状が現れたことはありませんか?
顎関節症は様々な原因によって引き起こされされる疾患です。今回は、その種類、原因、そして予防法についてもご紹介していきます!
1.顎関節症とは
顎を動かしている咀嚼筋の痛み、顎関節雑音、開口障害、顎運動障害を主要症状とする状態をとりまとめた病名です。
顎関節症は、次の4つに分類されます。
- 顎を動かす筋肉の痛み(Ⅰ型 咀嚼筋痛障害)
- 顎関節の痛み(Ⅱ型 顎関節痛障害)
- 顎関節の中の関節円板のズレ(Ⅲ型 顎関節円板障害)
- 顎関節の骨に変化が生じたもの(Ⅳ型 変形性顎関節症)
●Ⅰ型 咀嚼筋痛障害
→頬やこめかみ等の筋肉のみに痛みを持ち、関節そのものに痛みはありません。
●Ⅱ型 顎関節痛障害
→関節を包む組織の障害で、顎関節のみに痛みを伴います。
●Ⅲ型 顎関節円板障害
→関節円板の位置がズレることで、開閉口時に「カクンカクン」といった音を生じます。症状が進むと大きく口を開けられなくなることもあります。
●Ⅳ型 変形性顎関節症
→顎関節に対する強い負担が繰り返されることで、関節を構成する骨が吸収されてしまった状態です。開閉口時に「ザラザラ」といった音を生じます。
2.顎関節症の原因とは
顎関節症の原因は一つではなく、次にあげる様々な要因が絡み合うことで引き起こされます。
- 噛み合わせの異常(虫歯、歯並び、歯周病)
- 歯ぎしり
- 噛み締め、くいしばり
- 外傷
- ストレス
- 姿勢の悪さ、頬杖え
- 体調不良
- パソコン、スマホの長時間使用
- スポーツ時の噛み締め
3.顎関節症の予防について
顎関節症を予防するためには、生活習慣の改善が重要です。噛み締め癖や仕事中の姿勢など、ささいな習慣を見直していくことが症状の改善や予防に繋がります。まずは自分の習慣や癖を見直しましょう。
ストレスを強く感じている方は、筋肉に力が入りやすく、無意識のうちに歯を食いしばっていることがあります。また、ストレスがあると寝ている間に歯ぎしりをするケースが多く、これも顎への大きな負担となっています。歯と歯は、食事の時以外は触れていない状態が正常とされています。筋肉が緊張して力が入っていると気付いたら、意識的に力を抜くようにしましょう。
ハート歯科では顎関節症の治療も扱っておりますので、症状にお困りの方はお気軽にご相談下さい!