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歯の豆知識

妊娠中のお口のトラブル




妊娠中、"お口がスッキリしない"こんな経験はありませんか???

今日は妊娠中に起こるお口のトラブルについて詳しく解説します!!!

こんにちは!福岡県飯塚市鯰田にあるハート歯科クリニックいまい(予防歯科・矯正歯科・審美歯科・小児歯科・口腔外科・インプラント・マイオブレス小児矯正・ホワイトニング・インビザライン矯正)の歯科医師、今井光です。

 

妊娠中は、ホルモンバランスの乱れによって、さまざまな変化が起こります。

これらはずっと続く訳ではなく、妊娠時期によって違ったり、妊娠が終わると解決することもあります。

妊娠中に起こりやすいお口のトラブルを時期別にご紹介します。

★妊娠初期(4~15週目ころ)に起こりやすいお口のトラブル

妊娠初期、ママは女性ホルモンの分泌量が急激に増加します。その影響で唾液分泌量が低下し、お口の中は不衛生になりやすい環境になってしまいます。

虫歯や歯周病が発生したり、症状が悪化しやすくなります。

また、お口の渇きやネバつきがあり、口臭が気になるという方もいらっしゃいます。

 

 

★妊娠中期(16~27週目ころ)に起こりやすいお口のトラブル

赤ちゃんの臓器の形成も終わり、つわりも落ち着いて「安定期」と呼ばれる時期になります。

食欲も回復します。しかし、お腹が大きくなり始める時期でもあり、胃が圧迫されて一度にたくさん食べられないため、食事回数が増える方もいます。

 

食事や間食の回数が増えれば、それだけ虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまいます。

 

 

★妊娠後期(28~40週目ころ)に起こりやすいお口のトラブル

出産を意識し始める時期で、お腹がとても重たくなります。

動きにくい身体での生活に疲れてしまい、ついお口のケアがおろそかになるということもあります。

 

しかし、妊娠期の歯周病は、糖尿病の合併症のひとつとも言われており、また早産の可能性も高くなるとされているため、出産まで気を抜かずお口の健康管理に留意していただければと思います。

 

〜〜〜〜〜妊娠中の口腔ケア〜〜〜〜〜

 

●歯磨きのアドバイス

一日のうちで体調のよい時間に歯磨きを、リラックスして行いましょう。
その際、ヘッドの小さいハブラシを使用します。歯磨きの時は、下の方を向いて前かがみの体勢になり、ハブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。ハブラシは小刻みに動かしましょう。またハミガキ剤は、香料や味の強いものは避けるとよいでしょう。

赤ちゃんのむし歯はママの影響が大!!!

生まれたあとの準備や日々の仕事や家事で忙しくなり、つい歯磨きをおろそかにしてしまいがちな時期。

ママの口が不健康だと赤ちゃんにも細菌をうつしてしまうリスクがあるため、出産準備とともに正しいオーラルケアも心がけましょう。

赤ちゃんのむし歯はママの影響が大!